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カラダとココロの読む処方せん
● ◇mail magazine
第20号◇
--------------------------2006/2/8(水)-----●
【さだちゃんの健康倶楽部21】
http://fukuroyasan.hp.infoseek.co.jp/
カラダとココロの読む処方せん
(ID:0000135029)
-------□■□ CONTENTS:目次 □■□-----------
☆からだの毒消し生活術
【高島さだはる/「さだちゃんの健康倶楽部21」】
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【☆.。.:*・°】 からだの毒消し生活術 【高島さだはる】
第10回 これでも、「吉野家」の牛丼食べますか?
案の定、たった一ヶ月で、アメリカ産牛肉の管理体制のずさんさが露見
してしまった。
米国産牛肉の検疫は原則一部だけしか行われていなかった。
昨年12月の輸入再開にあたり、米国産牛肉に対する検疫は積み荷1回ごとに
原則として積み荷の0.5%を無作為に抽出して検査するのみ。
今回、米国の業者が輸出した41箱(390Kg)は牛肉の部位が13種類あり、
成田空港の農林水産省の動物検疫所は部位ごとに1箱ずつ計13箱を検査する
予定だった。しかし、途中で脊柱が見つかったため、全箱を検査し3箱(55Kg)
での混入を確認した。
でもこれって、検査予定だった13箱で異常がなければそのまま流通し、我々
消費者の元に来ていたということ。こんなに馬鹿げたことはない!
アメリカの検査体制の杜撰さにも呆れたものだが、アメリカの言いなりに
なっている日本政府にもほとほと呆れてしまう。
露見直後にインタビューを受けた小泉首相のコメントに言葉を失った。
小泉首相「残念ですね〜」。ってどういう意味やねんと思わず突っ込む。
「ずさんな管理体制がばれてしまって残念ですね〜」、
「ブッシュさんが大丈夫って言ってたからOKしたのに残念ですね〜」。
ということしか考えられない。
私が知る限りでは、安全のお墨付きを出したブリオン調査会の吉川康弘先生
(東大教授)は一度も報道陣の前に登場されていないようだ。
そして、お墨付きをいただいたということで安全(?)なアメリカ産牛肉を
提供しようとした「吉野屋」のウエブサイトには、2月1日の段階で、まだ
「米国産牛肉は徹底した衛生管理がされているので、・・・安全であり、安心
して食べることができる、という主旨のページが残っています。また、輸入再
禁止についての見解として、「今回のことは当該の食肉加工会社が日本向けの
輸出条件を周知していなかったことで起こった、コンプライアンスの初歩的な
問題・・・」としています。 ここで吉野家に危機管理能力がないことがわか
ります。売るために無理やり、安全・安心と書く。このことが犯罪的なのだけ
れども、こんな事態になってもそのHPを未だに掲載しているっていうのはある
意味すごいことかも。これ、いつまで掲載されているのでしょうか。
それにしても、ここ最近は「ごめんなさい」って言えない人が多すぎる!っ
て思う今日この頃ですが、みなさん いかがお過ごしでしょうか?
すき家を展開するゼンショー株)の小川社長は肉質による月齢判定は「個体差
があり、見直しが必要」と指摘し、脳や脊髄(せきずい)など特定危険部位
(SRM)の管理も現状では問題があるので、アメリカ産牛肉を使用しないと
決めました。
どうして、一民間企業の調査でわかるようなずさんな管理体制にあるという
ことが、政府にわからないのか不思議に思っていたが、これはわからなかった
のではなく、わかるための事前検査を全くしていなかったことも判明しました。
要はわかろうとしなかったのです。
イイカゲンなのはアメリカだけではなかったわけです。
あきれるのは、空港で見つかったことを自慢する自民党幹部。
さらには、見つかったのだからこの検査体制が有効とまで言い出だす始末です。
昨年12月に、誰が多くの国民の反対を押し切って、輸入再開に走ったのか、
その経過をぜひ明確にして欲しいと思います。
輸入再開後、米国から輸入された牛肉は約1500トン。開封されない多くの箱
に危険部位が紛れ込んだまま流通した可能性も充分あります。しかしながら、農
水省は「箱を開けないのは、すべての箱が同じ部位の場合で、抽出検査によって
安全は確認できる」とし、今の検査方法で問題ないとの立場です。
これに対し、牛海綿状脳症(BSE)の問題に詳しい福岡伸一・青山学院大教授
(分子生物学)は「米国の危険部位の除去基準が国内向けと日本向けに分かれて
いる以上、今後も混入が再発し、見逃される可能性は十分ある。検査強化のため、
すべての箱を開封して調べる方針に改めるべきだ」と指摘しています。
ある外食産業の社長は露見前に調達したアメリカ産牛肉の在庫の山を前にして、
TVのインタビューに、「この在庫は全て処分します」と答えました。
しかしながら、どのように処分されるかはさだかではありません。1500
トンもの安全性未確認の牛肉が見えない形で市場にばら撒かれる危険性のほうが
大きいと私は危惧しています。
イギリスに「お父さんが無知だとその家は貧乏になり、お母さんが無知だと
その家族は病人になる」という格言があるそうです。
最後に、一言。
ゼンショー(株)の株価は一年前に較べて3倍に上昇しています。
安全・安心を提供している会社を消費者が育てていくことが大切ですね。
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